皆様ご機嫌いかがでいらっしゃいますでしょうか。
3月6日(木曜日)のToday’s Doggyです。
3月になり、少し春の足音が聞こえだした、下呂温泉の街。最近暖かくなり、お客様の 街を行きかうお姿も活気が増した様に思われます。 そんな街の風景を見ていると、ふいに下呂温泉の時の流れを感じたり致します。
私が始めて下呂温泉に来たのは 今から20年近く前。 当館の玄関前の『湯の街通り』にはお土産屋さんが軒を連ね、朝早くからお散歩を楽しむ老人会の団体様などがずいぶん早い時間からお土産屋を買い求める方々で賑わっておりました。
この老人会の団体様方、旅館でお昼ご飯まで召し上がり、お昼過ぎに旅館のバスで帰路に着かれるというのが常で、お帰り間際の時間帯にはもう一度、お土産を求める人の列が通りのあちこちのお土産屋さんでお見かけしました。
午後になり、日が暮れてくると、恰幅のよい男性客のグループのお客様が、通りをワイワイ、我がもの顔で徘徊されている光景が日常でございました。 どの方々もお酒が入って赤いお顔でカラカラと下駄を鳴らしながら、時折すれ違う芸子さん達になにやらお戯れの言葉を、 人目をはばからず発していました。 当館の玄関前にはいつもストリップ場の送迎バスが待機しており、毎晩、元気な殿方様方達で賑わっておりました。 当時はこういったご中年の男性の団体様がお元気で、下呂温泉の夜の娯楽はそちら寄りの内容の趣向が今より強かった様に思います。 当時まだ若かった私も、時々芸子さんにお酒の席のお誘いを受けたりもしましたが、女将さんに「危ないから行ってダメ!」とたしなめられておりました。
あれから、ずいぶん時が経ちましたが、今も当館は『わん泊亭』として、下呂温泉に唯一のワンちゃん連れのお客様の為のお宿として、20年前と同じ場所でお客様をお迎えしております。あの頃と比べますと、街を歩くお客様、若いお客様がとても多くなりました。 最近では、学生さんの卒業を控えた方々でしょうか。皆様とても笑顔がハツラツとして いらっしゃり、拝見していてこちらも元気がでます。
変わりゆく下呂温泉の風景と、お客様の人の流れを眺めながら、 これからもわん泊亭の従業員として、旅館業に従事して行こうと、 そんな風に思った今日この頃です。 (友)
こちらのお客様、とっても可愛らしい2頭のコーギーのワンちゃんをご同伴いただきました。
マルチーズのメレンゲちゃん。 真っ白でキョロっとしたおメメがとっても愛らしいです。
ボーダーコリーのポロンちゃん。久しぶりに大きいワンちゃんのお客様です。 大きいワンちゃんはやっぱり存在感があります。
疲れの所お写真にご協力いただきまして誠に有り難うございました。
下呂温泉 紅葉館別館 わん泊亭 HP http://koyokan-wanpakutei.jp